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なぜ会計士の私が、税務や監査ではなく「組織づくり」に情熱を燃やすのか

はじめに:自己紹介に代えて

初めてブログをご覧いただく皆さま、はじめまして。公認会計士の眞野(まの)と申します。

私はこれまで、大手監査法人(トーマツ)で10年以上にわたり、数十社の企業の決算書や内部統制を見てきました。年商150億円の上場企業の主査を務めるなど、いわば「数字の正しさ」を検証するプロとしてキャリアを積んできました。

しかし、私の原点は、実は「数字」ではありません。 学生時代、友人に数学を教えた際に「先生よりわかりやすい!」と喜んでもらった体験。あるいは、言葉にできない複雑な現象を「構造」として解き明かしたときに感じる喜びです。

「バラバラに見えるものを整理し、誰もがわかる形にして伝えること」

それが私の好きなことであり、得意なことでした。そして今、そのスキルを、かつての私と同じように「孤独に戦い、肩に重荷を背負っている経営者」のために使いたいと考えています。

なぜ、会計の専門家である私が、技術的なこと以上に「組織づくり」や「想い」にこだわるのか。
少し長くなりますが、私の志の背景をお話しさせてください。

私の志:経営者の「右腕」を社内に育成し、経営者の孤独を解消する

私の志は、
「経営者が一人で抱え込む孤独を解消し、数字という共通言語で、組織がワクワクしながら未来を創る手助けをすること」です。

残念ながら、わたしは頭の回転が特別速いタイプではありません(頭の回転を良くするためにいろいろ試しましたが、どうもダメでした)。
しかし、「一度決めたことはやり遂げる」という継続力と、泥臭く現場に寄り添う姿勢には自信があります。

  • 構造化して整理し、
  • わかりやすく伝え、
  • 成果が出るまで共に歩む。

公認会計士という専門性を「過去を暴くため」ではなく、「未来を創るため」に使いたいと考えています。 今日から始まるこのブログでは、そのためのヒントを財務・戦略・生成AIという3つの切り口でお届けしていきます。

志の背景:スポーツインストラクター時代の苦悩

会計士になる前、私はスポーツインストラクターとして働いていました。 社会人2年目、縁もゆかりもない土地へ転勤になったとき、精神的に追い詰められた時期がありました。「できる人間だと思われたい」というプライドが邪魔をして、慣れない業務の不安を誰にも相談できなかったんです。

毎日、上司に叱られないか、ミスをしていないか。そればかりを考えて、夜も眠れず、食欲もなくなりました。心身ともに限界だった私を救ってくれたのは、病院を訪れた際、看護師さんがかけてくれた、さりげない一言でした。

「診断書、書いてあげましょうか?」

そのとき、人は本当に苦しいときは自分から声を上げることができない。しかし、誰かに「見ているよ」「大丈夫だよ」と寄り添われるだけで、どれほど救われるかを身をもって知りました。

数字の裏側にある「人の営み」

その後、必死の思いで会計士資格を取得し、監査の世界に入りました。そこで見たのは、数字という無機質なデータの裏側にある、生々しい「組織の課題」でした。

  • 昔からの慣習を変えられずに、心の中で一人苦しんでいる経営者。
  • 「戦略」を「数字」に結びつけられていないために、監査人に説明できず苦しんでいる管理職(その監査人は私なんですが)。
  • 利益が出ていないがゆえに、融資のたびに厳しい現実を突きつけられる経営者。

私は、監査人として「正論」を伝える立場にありましたが、同時に「正論だけでは人は動かない」ことも痛感してきました。

だからこそ、私は今、会計士の知見を使って「経営者の肩の荷を軽くする」ことを使命としています。

私が「組織づくり」にこだわる理由

組織が30名の壁にぶつかったとき、社長が一人で背負える限界がやってきます。
そこで必要なのは、単なる節税スキームではありません。強固な組織づくりです。
それは社長だけが経営を知っているのではなく、役員、管理職までもが会社の過去・現状・未来を数字を使って語れる組織であることです。

  1. 管理職が、会社の現状や戦略を「数字」で理解し、自らが判断でき、部下に説明できる構造を作ること。
  2. 社長が孤独に決断するのではなく、「経営参謀」と共に未来を語れる環境を整えること。
  3. そして何より、社長自身が「一人で抱え込まなくていい、誰かに相談できる」と安心できる場所を持つこと。

私は、構造を読み解くのが好きです。複雑な経営課題を紐解き、目に見える形に整理することが得意です。 でも、そのスキルの先にある目的は、かつて私を救ってくれた看護師さんのような「そっと寄り添う支援」です。

監査人は過去(決算)を見るが、経営参謀は未来を数字で創る

あなたの隣で、5年後のビジョンを一緒に数字で描き、組織が一体となって動く喜びを分かち合いたい。それが、不器用ながらも努力を積み重ねてきた私が、今、心からやりたい仕事です。

組織の詰まりが業績の停滞となって表れている会社が、そのような状態を抜け出すためにはどうしたら良いか。そのヒントを感じていただけるようなブログにしていくつもりです。

これからどうぞよろしくお願いいたします。

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